普通じゃねえから!3「厄日のご褒美!?」

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カラスとのハプニングで物置小屋の上から飛びおとされるように地面に尻もちをついた龍太!なんとかお尻に激痛を感じながらも大事には至らなかった!

龍太
「くっそー、まじでいってえなあ〜!(# ゚Д゚)バカカラスめ!獣の分際で人間様に歯向かってんじゃねえぞボケナスが!今度来たらぜってえ思い知らせてやっからな!」

N、いやいや、カラスにケンカ売られてもな〜大人げな〜いってまだ子どもか〜!

ブツブツと嫌味たらしくその場を離れる龍太!
いつの間にか茜色に染まる空を背中に龍太は水の流れるたまり場のお地蔵様とすれ違った!
砂利道は踏みながら、何気に水の中を覗くと沢山の小銭が沈んでいた。

龍太「お〜!ちょっと、ちょっとなんだよ〜!めっちゃいいコイン入ってんじゃん!」

N、いや、それは…!(-_-)

だいぶうっぷんが溜まっていた龍太は何を思ったのかいきなり水の中に手を入れると一枚の500円玉のコインを掴みとった!
なんだかいきなり上機嫌の龍太!
龍太「そうだよなあ〜、1日の最後くらいラッキーなことないと人間生きていけないよなあ〜!あんがとなあ〜!」

龍太はお地蔵様の頭をいたずらっぽく、ぱんぱんと叩くと…!

龍太
「坊主頭いかしてるじゃん!俺、馬地辺(ばちあたり)って苗字の響きのせいかなんかこういう事普通にやっちゃえるわけよ〜!俺の家すごいビンボーでさあ、同じ坊主頭のよしみで見逃してくれな〜!どうか誰にもばれませんように!」

N、転んでもただじゃ起きないタイプだなこいつは…おめでたい性格してる!

龍太は開き直るように、ポケットに500円玉をねじ込むとひしゃくですくった水をごくごくと下品に飲んだ!

龍太「ちなみに俺が坊主頭なのは床屋に行く金を節約する為なんだぜ!いっつも生えかかると父ちゃんにバリカンで剃られちまってよ〜!親孝行だろ〜!」

そのまま言いたい事を言うと神社から満足げに走り去っていく龍太!

N、こいつ、いつかほんまにばちあたるぞ…!(-_-)

たまり場のお地蔵様のひたいから、丸い小さなレンズのようなものがジーッと龍太の走って行く後ろ姿を見つめていた。