日記
今からこっちに兄が向かうと聞いて正幸はラインで晃博に今いる所を伝え、森山駅の近くの小さな自販機の場所で待機していた。パンクした自転車はそのまま駅のそばに取りあえず止め、汗だくで、炎天下の人通りの少ない砂利道で行き交う電車を眺めているが中々…
泰蔵の身体の上に踏みつけるように、のしかかって強制に接吻を強いてくる少年!連続で光り落ちて来る雷の音を遠くに、暗い車内、唇をふさがれされるがままうめき声しか出せないでいたが、とうとう堪忍袋がきれ、こんの~!と泰蔵は力任せに少年をひっぱたい…
後部座席の奥の着替えのカバンに手を伸ばした瞬間、いきなり少年が押し当ててきた唇に泰蔵はふいをつかれバランスを崩して変な体制で座席に座り込んでしまう!一瞬、思考が飛んだように言葉が出なくなったがすぐ理性が戻り、少年から離れようともがきだした…
おそるおそる泰蔵が一瞬だけ、ルームミラーをチラ見すると、少年のすごく冷酷な視線が暗闇にうかんだように自分を見つめてるのがわかった。さすがに、動揺しかけたが、泰蔵はそんな様子をばれたくなく何か会話をふろうと言葉を探すがあせってすぐに出てこず…
それからも、雨の激しい勢いで押し寄せてくる水の流れはしだいに斜め坂の下に向かって、川から独流のように強くなっていった。すでに、周りは真っ暗で人通りもない!しかも後輪が脱輪したようで、ハンドル操作も出来ずに、さすがの泰蔵もあせったのか、手に…
少年が、手を上げてこちらに合図しているのを見たらやはり職業ドライバーとしての性がのある泰蔵は止めないのもどうかと迷い少年の前までくると、しぶしぶ後ろのドアを開けた! 泰蔵(まあ、このまま無視して、会社に戻ってもよかったがな、今日はほとんど客…
泰蔵が店内からどすどすと踏みしめるように、暴れ出てくると、空は、すっかり灰色よりもどす黒い雲が覆っていた。まだ梅雨開け前。7月初めの、じめじめした蒸し暑い空気!時よりちかちかと稲光もして、今にも、大粒の雨がふってきそうな様子に怒りまっくす…
葬儀場を離れてしばらくもやもやしていた泰蔵はちょっと時間オーバーしてしまったが、昼の休憩に入る事にした。だいぶ離れた所まできて近くにちょうど良い定食屋がないかと探していると、開店祝いとおおきな垂れ幕がかかった大きな建物がみえてきた。こんな…
朝からすっきりしない雲の下で、乗客を待ってるとふいに後ろに小さな人だかりが出てくるのに、気づいた。梅雨明け前には、むさ苦しい黒い服装の群れに、泰蔵(たいぞう59)は見なれた葬式であることがすぐわかる。タクシーの基本ポジションが駅前の葬儀会…
この状態じゃ、時期に水道やガスも使えなくなるだろうな!かけ持ちで働くのも微妙な感じで今は中々考えられなくて、今日だいぶへとへとに動いたせいか考える気力もうせてるせいかな!店長良い人だけどちゃっかり地味にこき使ってきたりするからね!今日も商…
正幸が働いているコンビニは駅からちょっと離れている小さなお店で目立たないせいか日常的にあまりお客の出入りはすごく少ない。つまりバタバタする様子はほとんどなく、暇なときは眼鏡のおおらかな40代後半くらいの男の店長から、座って雑誌でも読んでて…
長屋に住みだして数週間バイトと行き来していたが日によってその部屋の違和感が不快なものに増していった。 正幸「なんなんだよ、これ!Σ(`~´)」 最初はあまり気にしていなかったけど、その日、正幸(まさあき)が日暮れ近くに、疲れて家に入った時、ふい…
言いたい放題言われながらも、なんとかひかるはフライパンで肉やもやしを炒めおわると、流しにある適当な皿に無造作に盛り付けた! 正義「ちゃちゃっとやれ!せっかくのもんが冷めるだろ〜!(# ゚Д゚)」 正義の嫌味はつづく!そしてさり気なくそのままひかるか…
ジャック兄ちゃんとポニーがお父さんの釣り竿を借りて鯛や赤魚を沢山の釣り糸で見事、器用に釣り上げて舞い上がっています。 ジャック「へへへへ・・・!大漁だぜ!みたか兄ちゃんの実力を!( ̄▽ ̄)」ポニー「わ~い!ジャックにいちゃん!しゅごいでちゅう…
令和になってだいぶ月日が立ちましたが、改めましておめでとうございます。♡(*^_^*)愛知万博、環境絵本に出品した愛知生まれのみどりざるファミリーです。色鉛筆画です。久しぶりに描いて僕も10年とゆう月日が流れてずいぶん年を重ねてしまったなとしみじ…
しつこいですが、那古野祭り!の続きでこちらは、名古屋で有名なからくり山車です。版画のインクで汚れてしまいました。年によってちがいますが、那古野祭りにも参加で、名古屋駅の方からはるばるとビルの間を青年衆が、前棚でしきを取るはたきを両手に持っ…
那古野祭り!取り溜めの4枚目のラストです。クライマックスで太鼓を激しく打ち鳴らす青年とミャーです。汗が噴水みたいに噴き出して、脱水症状おこしそうです。ふんどしはなんか、ちょっと抵抗があって太鼓で隠しました。もっと堂々と描けるようになりたい…
那古野祭り、3枚目です。いよいよ、祭り本番で車楽に乗った、青年とすっかりお祭り猫になってしまったミャーはハッピまできちゃっています。イカ焼きにお酒がついていたのか少し酔い始めているのかな。猫には強かったかもです。♡(*^_^*)花火も絶好調で青年…
昨日に続いて、那古野祭りの宵山です。スキャナを濃くめにしてしまって少し色合いが強くなってしまいました。日もだいぶくれて、花火の音色と共に、人がまばらに集まってきました。昼間の飾り人形が提灯山の姿に変わって、その姿はとても、幻想的と人々は言…
ひと月くらい眼精疲労でパソコンから離れなくてはならない日々を送っていて小説等の執筆活動がなかなかできませんでした。その間、版画の落書きばかり描いていたので、それを投稿させていただきました。<(_ _)>今回は名古屋の7月に毎年行われている、那古野…
図書館で時間をつぶしそれでもまだ、帰る決心がつかなくて少し離れた大須の熱帯魚屋まで自転車で足を運んだひとし。そこで欲しかった安価のツメガエルを見つけ気分が一気に上昇したのも虚しく、買ってから、ポケットにあるべきはずの保険証が見当たらないの…
騒々しかった習字も終わって美咲と別れ、その後も母のいる家に帰る気になれなかったひとしはコンビニのおにぎりで軽く昼食を済ませ、あてもなくぶらぶらしながら鶴舞図書館にたどり着き、うらない本などを見て暇を持て余していた・・・。 第23回「アクアリ…
自転車事故のせいで相手の(同中)先輩の梶谷に激しく追い立てられたひとし。ぼろぼろになった精神を早く落ち着かせようと書道教室にたどり着いたのもつかの間、ちょうど空いてて座った真後ろの席がさやかのおしゃべり好きな妹の美咲だった。からかいざまに…
自転車の衝突事故でぶつかって相手の先輩の梶谷に死ぬほどの制裁を加えられたひとし。やっとの思いで逃れるように走り回り目的地の書道教室に到着し、心身の落ち着きを取り戻そうと入るもつかの間、そこにはまた新たな精神への障害が待ち受けていて・・・。 …
姉の美穂の思いつきの提案で朝の習字前の定期健診にしばらくぶりに改装された歯医者に自転車で顔を出したひとし。だが、息子さんの代に代わって美人?の助手さんもついて、予想外の対応の仕方に戸惑いを隠せなくなり・・・。 第19回「タイムオーバー!」 …
こんばんは。今日の名古屋は朝から晴れたり曇ったり雷になったりと忙しい空模様でした。この時間になっても雷ゴロゴロです。風がひんやりしたり海部暖かくなったり本当に喜怒哀楽が激しいでした。(>_<)
おはようございます。名古屋の朝は珍しく曇り空で雷がゴロゴロいっています。しばらく雨が降らなかったから嬉しいんだけど。出かける時はちょっと嫌だな。しかも雷まで。他の人は平気そうに歩いてるのに、僕は苦手だな。考えれば考えるほど気分が落ち込んで…
こんにちは。御無沙汰しております。♡<(_ _)> 暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか! とは言っても、8月も下旬、地域によっては、もう秋の香りがする所もあるかもしれませんね。北海道とかだと特に!こちらの名古屋は猛暑も続き、今だに…
トースターの出来事で姉と口喧嘩で盛り上がりながらもなんとかお互いに機嫌を取りなおしたひとし。出勤の姉と別れ検診の歯医者へと自転車を走らせるのだが、そこには久しぶりでかなり改装された歯医者の建物がひとしに緊張感を与えて・・・。 第18回 「歯…
前回、危機一髪早朝のオーブントースター爆発騒ぎでひやひやさせられた、ひとしたち姉弟。桜の並木道を歩きながら美穂の不満の口調は止まりません。 第17回「こもれびの姉弟!」 早朝のオーブントースターの事件から無事何事もなく家を出る事が出来た、ひ…