思春期お絵描きブログ

主に思春期の心情風景をテーマにしたイラストを描いています。辛気臭いものが多いですが、どうか、よろしくお願いいたします。<(_ _)>

不法侵入!7「険しい坂道!」

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1階のジメっとした、温度とこの人の異臭で、真っ白になりながらも、状況をうまくのみこめずのんきに、すれ違ってた日の事を脳裏にフラッシュバックしていた。暑い炎天下の急な坂道でたまの休みにサイクリングしようと蝉の声を聞きながら降りてるとき下から白髪頭の老人が前屈みで後ろに手を組んでふんふんとしんどそうに時より数秒ごとに立ち止まりながらも黒い長靴で踏ん張りながら登ってくる。腰をかがめて歩いてるけど、背筋を伸ばしたら140センチくらいの小学生くらいの身長。 なんか、長靴だけみて百姓か農家の人かと勝手に思っていたけどすれ違いざま独特な体臭と着ている服が長袖で冬に着るような汚れたダウンで身体にあっていなくダボダボな感じで何となく察した。暑くないのかな!年を取ると、汗かかなくなるとか!? 僕は何となく香りだけで眉をひそめてしまったが何気に白髪頭の髪の隙間から茶色い日焼け肌ににんまりとした坂上を見つめる不気味な視線を印象的に覚えている。 この辺に住んでる人はみんな足腰鍛えてるなとその時は深く考えずに僕も一人納得して下に降りて行ったけど、よく考えたら、坂の上の方は民家も少ないし空き家も多い。アパートショップの人からも空き家とかはホームレスの人のたまり場になりやすいとか、何とか聞いてた気もした。 それから、ごくたまに僕が働いている数少ないお店が並ぶ場所にも足を運んで歩いてる所も見かけて 店長と何気に話す会話の中であれは小鬼さんだねと冗談混じりで話した事もあった。 でも最近は空き家もしっかり施錠してあって、そのような人達は支援されるようにもなってこの辺でたまる事も今はほとんどなくなったとか…!一部ではそうゆう支援を受けたがらない人もいるらしいけど、僕が住んでるのは急な坂道のほぼ頂上でしかも90度間近は大げさだけど行き来だけで体力を結構使うんだよね。 でも、実際年配者の人でもこうしてねばってまで上がってきてるわけだし、まさか僕の家が住処にされてるなんて、ずっとしばらく続いていた部屋中の異臭から早く気づくべきだった。